C59 戦後型 162号機

C59 戦後型 162号機

C59 戦後型 162号機

大型旅客機C53形の後継機として、保守・修繕や使い易さを念頭にC53形より性能が上回る機関車として誕生したのがC59形蒸気機関車です。
1941(昭和16)年に登場し、1〜100号機が戦前型、101〜132・156〜196号機が戦後型(133〜155番は増備計画の縮小により欠番)に区別され合計173輌が製造されました。
戦前型から戦後型への主な変更点は、先輪・従輪のプレート車輪化、ボイラー径の拡大、船底テンダーの採用等です。
特に船底テンダーの採用で全長は21,360mmから21,575mmに伸び、日本の蒸機中最長の機関車となりました。
国鉄最後のパシフック型であるC59形は軸重が重く幹線以外では使用できなかったために、後に従台車を2軸に変更して47輌がC60形に改装され幹線以外でも使用できるようになりました。